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ライフサイクル

【専門】精神保健福祉士

ライフサイクルにおける精神保健に関する用語やポイントをまとめています。

出産・育児期

マタニティーブルーズ
  • 出産後3~10日頃に見られる一時的な情緒不安定で、自然に軽快します
産後うつ病
  • 出産後数週間~数か月以内に発症する抑うつ気分や育児への無力感で、治療が必要な場合があります。
産褥期精神病
  • 出産後まもなく発症する重度の精神障害で、幻覚や妄想を伴い、入院が必要になることもあります。
カンガルーケア
  • 出生直後の新生児を母親(または父親)の胸に直接抱くことで、肌と肌を接触させることで母子の絆を深めます。
ペリネイタルロス
  • 妊娠・出産の過程で経験する流産、死産、新生児死亡などの喪失体験を指します。
マルトリートメント
  • 子どもに対する身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待などの不適切な関わりを指します。
    参考:mal(悪い)+treatmennt(扱い)
ダブルケア
  • 育児と介護を同時に担う状況を指します。

青年期

モラトリアム
  • 成人としての責任を猶予され、自分探しに時間をかける時期(エリクソンが提唱)。
アイデンティティ拡散
  • 自己の確立ができず、将来や人間関係に混乱が見られる状態。
思春期危機
  • 急激な身体的・心理的変化に適応できず、不安定な状態に陥ること。
引きこもり
  • 様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態と定義されています。
不登校
  • 何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)と定義されています。
いじめ
  • 児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものと定義されています。
自傷行為
  • 精神的な苦痛を和らげる手段として自分を傷つける行動。青年期に多く見られる。
自殺念慮・自殺企図
  • 死にたい気持ちや自殺を試みる行動。精神的支援の対象となる重要なサイン。
スチューデント・アパシー
  • 学生が無気力・無関心となり、勉学や社会活動への意欲を失った状態。
    参考:アパシー=無気力・無関心

中年期・壮年期

ミッドライフ・クライシス
  • 中年期に人生や自己の在り方に疑問を抱き、心理的な危機感や葛藤を感じる状態。
バーンアウト(燃え尽き症候群)
  • 長期間のストレスや過剰な労働により、無気力・感情の枯渇・抑うつ状態になること。
空の巣症候群
  • 子どもの独立・巣立ちをきっかけに、親が喪失感や虚無感を感じる状態。
ワーカホリック
  • 仕事中心の生活に偏り、健康や人間関係に支障をきたす状態。
昇進うつ病
  • 昇進に伴う環境の変化によって引き起こされるうつ病の一種。

老年期

老老介護
  • 高齢者が高齢の配偶者や家族を介護する状態を指します。
認認介護
  • 認知症の高齢者同士が介護を担い合っている状態を指します。
8050問題
  • 80代の親が50代の子ども(引きこもりなど)を支え続けている家庭の社会問題を指します。

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