目次
ツァイガルニク効果
未完了の課題や中断された作業のほうが、完了したものより記憶に残りやすい現象。
例:途中でやめたテレビドラマの内容が気になって仕方がない。
ピグマリオン効果
他者からの期待が、その人の実際の行動や成果に良い影響を与える現象。
例:先生が「この子は伸びる」と期待して接した結果、生徒の成績が本当に上がった。
ハロー効果
目立つ特徴(外見・肩書きなど)によって、他の評価まで影響を受ける認知のゆがみ。
例:見た目が整っている人を「性格も良さそう」と感じる。
プラシーボ効果
効果のない偽の治療でも、「効く」と信じることで実際に症状が改善する現象。
例:ただのビタミン剤を「よく効く薬」と言われて飲んだら、頭痛が軽くなった。
ホーソン効果
観察されていると意識することで、行動や作業の成果が一時的に向上する現象。
例:職場で上司が見ているときだけ作業効率が上がる。
バンドワゴン効果
多数派に同調しようとする心理。流行や多数意見に引き寄せられる傾向。
例:人気が出てきた商品を「みんなが買ってるから自分も」と購入する。
スリーパー効果
信頼性の低い情報源でも、時間が経つとその内容だけが記憶に残り、信じてしまう現象。
例:信ぴょう性の低い週刊誌の記事を、後日「どこかで聞いた」と真実のように思う。
単純接触効果
繰り返し接することで、好意や親しみが高まる現象。
例:あまり話したことがない同僚でも、毎日顔を合わせているとなんとなく親しみを感じる。
ラベリング効果
人に貼られた「○○な人」というラベル(評価)が、その人の行動や自己認識に影響する現象。
例:「不真面目な子」と言われ続けた生徒が、本当にやる気を失っていく。
傍観者効果
周囲に他の人が多いほど、自分が助けに入る責任を感じにくくなる現象。
例:駅で誰かが倒れていても、「他の誰かが助けるだろう」と思って誰も動かない。
フット・イン・ザ・ドア法
小さな要求を先に受け入れさせてから、本来の大きな要求をする説得技法。
例:まず「署名だけお願いします」と頼んで、その後に寄付を求める。
ドア・イン・ザ・フェイス法
最初に無理な大きな要求をして断られた後、小さな本来の要求を出すことで承諾率を高める技法。
例:最初に「10万円寄付して」と言って断られた後に「じゃあ1,000円でも」と言うとOKされやすい。
ブーメラン効果
説得しようとした結果、かえって逆の態度や反発が生じる現象。
例:親が「勉強しなさい」と言いすぎて、子どもが余計に勉強しなくなる。
正常性バイアス
危険や異常な事態に直面しても、「自分は大丈夫」と都合よく解釈してしまう心理。
例:津波警報が出ているのに「この地域は大丈夫だろう」と避難しない。
内集団バイアス
自分が所属する集団を過大評価し、他の集団を否定的に捉える傾向。
例:同じ学校の生徒を無条件で「優れている」と思い、他校の生徒を低く見る。
確証バイアス
自分の信念や仮説に合う情報だけを集め、都合の悪い情報を無視する傾向。
例:「あの人はだらしない」と思っていると、だらしない行動ばかりが目につく。
現状維持バイアス
今の状態を変えることに強い抵抗感を持ち、現状に固執する心理。
例:もっと良い制度があっても、「今のままでいい」と変更を避ける。
後知恵バイアス(ハインドサイトバイアス)
出来事が起きたあとに「予測できていた」と思い込む傾向。
例:試験に落ちた後で「やっぱりあのときのミスが原因だった」と言い出す。
バーナム効果
誰にでも当てはまるような曖昧な内容を、自分に特有のことのように感じてしまう心理。
例:「あなたは優しさの裏に不安を抱えています」といった占いが「当たっている」と思える。
フレーミング効果
同じ内容でも、表現の仕方によって判断が変わる心理。
例:「成功率90%」と聞くと安心するが、「失敗率10%」と言われると不安になる。
アンダードッグ効果
不利な立場の人や組織に対して、応援したくなる心理。
例:負け続けているチームを応援したくなる。
ステレオタイプ
ある集団に対しての固定的なイメージや先入観に基づく判断。
例:「高齢者は頑固だ」と決めつける。
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